10月31日は父の誕生日。ハロウィンとは関係ないけど、ひとつ、作品を投稿します。
僕は、4人兄弟の次男。 2つ上の兄と5つ下の双子の弟がいます。みんなテレビゲームが大好きでした。僕が小学生の頃、父はホテルマンをしていて、定期的に夜勤の日がありました。家の冷蔵庫に、父の勤務表が貼っており、夜勤のところには「Night(ナイト)」と書いてあります。
僕たち兄弟はその日を、毎回楽しみにしていました。なぜなら、ナイトの日の夜はいつまででも、朝までだってゲームをしていいのです。僕たちは、来たるべきナイトの日のために、お小遣いを出し合って新しいゲームソフトを買ったり、当日、お菓子やジュースなどを用意したり、各々準備万端で臨みます。
当時住んでいた家には、3階(屋根裏)があり、そこがゲームナイト会場。電気はあえてつけず、テレビの明かりで、4人の顔が照らされながら、心躍るイベントが、静かに開催されます。月と星が綺麗な、静まりかえった夜に、三角屋根の中で。
まぁ、結局、深夜1時~2時過ぎくらいには、みんな寝ちゃうんですけどね。すごくいい思い出です。
読んでくれてありがとうございました。
菊 和徳
コメント